今回はなんつーか、独白?みたいな感じ。

久しぶりに同期と、二人だけで飲みにいった。
月曜からなかなかハードだった。
これはその時の一部始終である。













同期「なぁ、オレ思うんだけどさ。」


筆者「ん?」


同期「人間さ、生きてりゃ理不尽なことなんていくらでも経験すると思うんだよ。そりゃーそればっかでもないけど多かれ少なかれそういう目にあうのは確かだ。」


筆者「んー。まぁ、そうだろうよ。」


同期「だろう?でもよ。今回のはいくらなんでもキツすぎる。○ーコ監督だって真っ青になって南国風のムスコからゴールデンウォーターの滝を作っちまうほどだ。」


筆者「あー、そーかい。そりゃ大変だな。んで今回はなんだ?まさかまたカミさんのヘソクリちょろまかして、実家に帰られたとか言うんじゃねーだろうな。」


同期「違う、そうじゃない。うちのカミさんは怒ってなんかいない。あくまでオレの精神的な問題なんだ・・・。」


筆者「回りくどい言い方してねーで、さっさと言えよ。何だって聞いてやるよ。どーせろくでもねーことなんだろうが。」


同期「ああ、それがな。うちのカミさんがよ。」


筆者「ああ、どうしたって?」


同期「オレの給与明細を見て小さく溜息つくんだ。」


筆者「イテぇマジイタすぎ。


同期「それだけならまだいいんだ、オレの頑張りが足らないってだけだからさ。でもさ・・・、カミさんがよ。言うんだよ。」


筆者「なんだって?」


同期「『私が溜息ついちゃダメだよね』って笑うんだよ。どうしたらいい?」

筆者「お前とほとんど変わらない給与のオレに、お前は何て言ってほしいんだ。


同期「もうその言葉が辛くて辛くて。美味い飯も喉を通らないんだ。」


筆者「そんなにその言葉が辛いんなら、集頭の平日に三軒もクラブハシゴしてんじゃねぇ。


同期「でもさ、そんなカミさんがすげぇ可愛くてよ。」


筆者「テメェ、実はノロケたいだけか。」


同期「もうオレ、どうしたらいいか分かんなくて。」


筆者「死ね、そこのカウンターの角に頭打ち付けて死ね。」


同期「なぁ、お前ならどうする?」


筆者「とりあえず、一発殴らせろ。














色々なモノをぶちまけて酔いつぶれた?同期を家まで運び、僕は帰路についた。
次の日会社で、二日酔いなんてどこ吹く風とばかりに満面の笑みをこれでもかと輝かせる同期にあった。
聞けば昨晩も熱々のアッハーンだったらしい。
さすがは新婚だ。
その後、僕の怒りにふれた彼がラリアットで轟沈したのは言うまでもない。